ハロウィンかぼちゃで
下関市の地域活性化を。

山口県下関市にある豊北町は、
道の駅豊北、ホテル西長門リゾート、
しおかぜの里角島、角島大橋など
毎年多くの観光客が訪れる
県内有数の観光地を抱えています。

しかし華やかさの裏では、
深刻な人口減少、継続的な少子化と高齢化で
地域産業は衰退しています。
田畑が広がっていた場所には年々耕作放棄地が増え、
夜にはイノシシやシカ、近年ではサルやクマなどの
野生動物が目撃されることも。

ハロウィンかぼちゃを
耕作放棄地で育てる。

近年、若者を中心に日本でも定着しつつあるハロウィン。
市場規模はクリスマスに次ぎ、バレンタインデーと肩を並べるまでに成長しています。

ところがハロウィンのイベントでおなじみのカボチャ、実は国内の爆発的な需要の伸びに生産が追いついていません。
国内の産地はほとんどが北海道。
増え続ける耕作放棄地や遊休農地対策として、わたしたちは山口県花卉園芸農協を中心にこの「ハロウィンかぼちゃ」の生産に取り組み、山口県では気候的に難しいとされていた観賞用の南瓜の生産に成功しました。

イベント企画

ハロかぼプロジェクトでは、南瓜を使ったランタンづくり教室や、ランタンづくりコンテストなどを開催。
多くの人が訪れる地元観光施設でのハロウィンイベントを企画することで、ハロウィンかぼちゃの需要拡大と地域へのさらなる人の呼び込み、学生をはじめとする地元の人々の参加による地域活性化を進めています。

ハロウィンかぼちゃを
食す。

主役の「ハロウィンかぼちゃ」は、食用ではなく観賞用のカボチャです。
食べることはできますが、そのまま食べるとまるでウリのようで、ホクホクした普通の食用かぼちゃとは味や食感も異なります。

ハロかぼプロジェクトでは、本来は食用ではないこの豊北町産の観賞用かぼちゃを使った商品開発にも取り組み、観賞用かぼちゃの焼酎やビール、お茶などの商品が誕生しました。

ハロかぼの一大産地へ。

プロジェクトには
地元高校生、市立大学生なども参加し、
地元豊北・下関北高校が
地方創生アイディアコンテスト学生の部
全国1位に輝きました。

ハロかぼプロジェクトは
「ハロかぼ」の一大産地へ向けて
活動しています。